Why should companies work with the SDGs?

なぜ、中小企業にSDGsが必要なのか?

SDGs、つまり「持続可能性を持ったゴール」が示しているのは、
会社にとっての生存戦略です。

2015年、MDGsからSDGsへの大きな転換要素は、
企業を含めた全ての主体による取り組みと、経済の持続可能性が含まれた点です。

すべての人が、現在の生活レベルを落とすことなく持続可能性を求めるならば、
経済的な豊かさを維持向上する必要があります。

そのためには、企業は儲け続けなければなりません。

企業が儲からずして、持続可能性はありえないのです。

中小企業がSDGsに取り組むべき5つの理由とは

理由1 パートナーシップ

SDGsを共通の指針とすることで、永続的なパートナーシップが結べます。SDGsに取り組むことで、自社では解決できない問題も起こり得ますが、それは新たな取引先や、協業先を得るチャンスでもあります。

SDGsのゴール17はパートナーシップですが、世界規模の大きな目標を達成するためには、それが絶対に不可欠だからです。SDGsを掲げることで、世界規模の大きな波に乗ることができます。

理由2 イノベーションと新市場開拓

SDGsの取り組みは、過去と現在の状況をもとに目標を決める”フォーキャスティング”ではなく、地球や社会に必要とされているゴールを起点としてアクションを考えていく”バックキャスティング”という思考法を使います。

現在の延長ではない、不連続な目標に果敢にチャレンジすることで、イノベーションが起きやすくなります。

また新たなサービスが生み出されることで、市場開拓に繋がり、売上も上がっていくことが期待できます。

理由3 優秀な人材の確保

学校や大学での教育現場ではSDGsが取り入れられています。

学生が企業の将来性を測るとき、SDGsの取り組み状況は重要な指標となります。優秀な学生ほど環境や社会に対する問題意識が高い傾向にあるため、ESG(環境、社会、ガバナンス)に配慮した積極的な取り組みが重要です。

ただし、企業にSDGsを導入する努力や現実と、社会経験の少ない学生の理想とのギャップが、採用時に経営者の悩みの種になり得るであろうことは付け加えておきます。

理由4 金融機関からの評価向上

世界的にESG投資が大きな潮流となっている中、大企業のみならず中小企業に対しても、金融機関の評価にはSDGsの取り組みがかなり重要視されています。

融資を受けたい会社はもちろん必須ですし、融資を受ける予定がない企業であっても、金融機関からの評価は万が一のためにも高めておいたほうが良いでしょう。

理由5 顧客・取引先からの肯定的評価

購入者のSDGsの理解も高まってきており、環境や社会にとって良い品物を選ぶ”エシカル消費”、という消費者行動も浸透してきております。直接的な顧客だけでなく、取引先企業においても、共通の目標としてSDGsに取り組むことで信頼性が上がります。

実際的な問題として、例えば製造業でCO2削減に取り組む企業であれば、サプライチェーンにおける上流、下流の二酸化炭素排出量(Scope3)も把握する必要があったり、BCM(事業継続マネジメント、ゴール11に関連)を推進している企業であれば、やはり取引先のBCMが求められるなど、SDGsへの取り組みをしなければ、そもそも取引ができない、そんな流れもあります。

SDGsに「取り組まない」リスクとは?

それでも、「うちには関係ない」といったスタンスの経営者も多いことでしょう。

では逆に、このままSDGSに「取り組まない」「何もしない」場合、どんなことが起きるでしょうか?

おそらく、しばらくの間は問題は起きないでしょう。

しかし、世界的にESG投資や大企業、中堅企業、そして中小企業とSDGSへの取り組みが広がっていく中で、いずれ問題が表面化してくるのは間違いないでしょう。

なぜなら、世界が同じ方向へ向かって動いているからです。この大きな潮流の中で、「何もしない」という選択は、むしろ流れに逆らっている動きとなり、淘汰されていくと思われます。

SDGsは、流行っているからとか、他社から言われるから、とそんな軽い理由で始めるものではありません。

中小企業にとって、生存戦略として必要なのです。

【無料】SDGs入門セミナーを開催中!

SDGsの重要性は何となくわかったけれど、
「何から始めればいいのか知りたい」
「SDGsの基本を学んでみたい」

そんな経営者さん、SDGsの担当者さんむけの個別セミナーです。